臨床心理学研究室三浦和夫 教授

自己紹介

氏名:三浦和夫(みうら かずお)
現職:埼玉工業大学 教授 臨床心理センター長

長年教育相談や個人面接(カウンセリング)を行ってきた臨床心理士です。岡部駅の側に臨床心理センターがあります。リンクからご覧ください。センターではセンター長でもありますが、カウンセラーでもあります。箱庭療法を中心に研究や実践を行ってきました。できうる限り臨床現場から遊離しない研究を心がけています。

担当授業

心理学概論
家族臨床心理学
深層心理学

ゼミ紹介

箱庭療法や風景構成法の体験や施設などでのボランティア体験など学生個人の体験から卒業研究を作成する学生が多いこともあり、3年次より少人数による指導を行っています。4年次はほぼ一対一の指導となります。また、箱庭体験は希望者でグループをつくり月1回の箱庭つくりを行っています。
心理学の研究法では軽視されがちな個人の体験から考えるという方法論を模索している研究室です。

主な研究・経歴

平成14年(2002年)以降の教育研究業績

学術論文
  1. 強迫症状を訴える男性の夢と箱庭(単著)
    2003年2月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第1号 pp9-18
    概要:強迫神経症者との160回におよぶ心理療法過程について、主に夢と箱庭作品の分析を中心とした
    考察。知性化傾向の強い強迫神経症者にとって、夢や箱庭を扱うこと自体がその強い知性化をゆるめる作用をもっていたことが明らかになった。
  2. 箱庭療法過程に生じたさまざまなテーマ-橋:つなぐもの,へだてるもの-(単著)
    2004年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第2号 pp11-19
    概要:3事例の箱庭療法過程と箱庭グループワークにおいて表現された「橋」のイメージについて考察した。 「意志の拡張」としてのイメージの他,創造の場としての橋や,別れ,分離を強調している橋,また異界に架けられた橋などの象徴的意味を有する橋イメージの存在することが明らかになった。
  3. 箱庭療法過程に生じたさまざまなテーマ―石:石化としての死と生の世界-(単著)
    2005年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第3号 pp17-26
    概要:1事例の遊戯療法過程及び成人の箱庭療法過程、またグループにおける箱庭制作の過程において出現した石の意味を考察した。生命力の喪失としての石の意味及び世界秩序を改変させるトリックスター的役割や守り神としての石の意味を明らかにした。
  4. 大学1年生の入学時の精神的健康について(共著)
    2005年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第3号 pp17-26
    概要:本学2004年度に入学した大学1年生のうち、フレッシュマンキャンプに参加した618名(男性558名、女性60名)対し心の健康自己評価質問紙(SUBI)を実施した。その結果、本学の学生の心の健康度は高いが、心の疲労度は低いという結果が得られた。また、性差については男性に比べ女性は心の健康度が高いと同時に心の疲労度も高いことが明らかとなった。
  5. 大学1年生の入学時の精神的健康について(2)-心の健康度と心の疲労度の分析より-
    (共著) 2006年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第4号 pp.31-38
    概要:本学2005年度に入学した大学1年生のうち、フレッシュマンキャンプに参加した494名対し心の健康自己評価質問紙(SUBI)を実施した。その結果、新入生の心の健康度は低く、大半の新入生は心が疲労した状態にあることが明らかとなった。また、性差については有意な差は認められなかった。
  6. 大学1年生の入学時の精神的健康について(3)-SUBIの各項目の分析より-
    (共著) 2006年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第4号 pp.39-48
    概要:本学2005年度に入学した大学1年生のうち、フレッシュマンキャンプに参加した494名対し心の健康自己評価質問紙(SUBI)を実施し、SUBIの各項目の分析を行った。その結果、困難に直面した時に他者には助けてもらえそうであると知覚している反面、自分で解決することはむずかしいと考えていること、性差については、男性では人生の意味などについての失望を感じている学生が多く、女性では対人関係に問題を抱えている学生が多いことが明らかになった。
  7. 大学1年生の入学時の精神的健康について(4)-SUBIの因子分析的検討-
    (共著) 2006年3月 埼玉工業大学人間社会学部紀要 第4号 pp.49-56
    概要:本学2005年度に入学した大学1年生のうち、フレッシュマンキャンプに参加した494名対し心の健康自己評価質問紙(SUBI)を実施し、SUBIデータの因子分析的検討を行った。その結果、「肯定的人生観」、「心理的動揺」、「社会的支援」、「家族の支援」、「身体的不調感」、「対処への自信」、「友人関係の悩み」の7つの因子が見いだされた。
研究発表

箱庭制作のプロセスと「異界」のテーマ (単独) pp88-89
日本箱庭療法学会第20回大会 2006年10月8日 京都

概要:48名の学部大学生のよる箱庭作品の箱庭制作プロセスの分析及び箱庭のテーマの分析を行った。
テーマにおいては、日常と繋がった非日常である「異界」をめぐるテーマが多く、青年のコスモロジーの模索というテーマについて考察した。

学術論文

遊びの中の「破壊と創造」―地震のイメージをめぐってー
児童心理5 金子書房 2007年5月 pp104-108

概要:箱庭療法において表現された地震のイメージや夢に現れた復興のイメージをもとに、江戸末期の鯰絵と関連させながら遊びの中の破壊と創造について考察した。

研究室一覧

  1. 基礎心理学研究室

    曾我重司 教授
    アニメーションや特撮の動きや空間表現を知覚心理学的に分析しています。

  2. 基礎心理学研究室

    大塚聡子 教授
    人間がさまざまなものを見て、評価して、反応する、そのしくみを調べています。

  3. 基礎心理学研究室

    河原哲雄 教授
    こころのはたらきを支える情報処理プロセスを心理学実験で探ります。

  4. 臨床心理学研究室

    三浦和夫 教授
    芸術療法や特に箱庭療法に力を入れてます。

  5. 臨床心理学研究室

    袰岩秀章 教授
    集団、学校、人格形成という切り口で人の心の理解や臨床訓練に取り組みます。

  6. 臨床心理学研究室

    友田貴子 教授
    抑うつ気分からの回復やストレスへの効果的な対処などを探っています。

  7. 臨床心理学研究室

    藤巻るり 准教授
    心理療法やこころの発達について、イメージや遊びという視点から研究しています。

  8. 臨床心理学研究室

    小野広明 教授
    犯罪加害者と被害者への理解と支援について、事例を通して考えます。

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