臨床心理学研究室友田貴子 教授

自己紹介

専門は「社会臨床心理学」です。聞き慣れないかもしれませんが、「臨床心理学的」なテーマを「社会心理学的」な手法で研究しています。具体的には「抑うつ気分からの回復について」研究しています。日常生活ではさまざまなことが起こりますが、気分が落ち込むようなことがあったときに、その気分にどのように対処すると気分の回復が促進されるかということを質問紙調査や実験的な手法を用いて研究しています。

そのほか、乳幼児の母親・父親の精神的健康について、質問紙調査と面接(インタビュー)によりデータを収集し、研究を進めているところです。

担当授業

学部

社会臨床心理学
精神保健学
コミュニケーション技法演習Ⅱ
基礎実験演習Ⅰ      
など

大学院

社会心理学特論
臨床心理基礎実習
臨床心理実習       
など

主な研究・経歴

■主な研究業績

著書
  • 「無気力な青少年の心―無力感の心理発達臨床心理学的考察シリーズ荒れる少年の心」, (大芦治・鎌原雅彦編著), 北大路書房, 2005年9月
  • 「現代心理学への招待」, 共著(塚本伸一・堀耕治編著), 樹村房, 2004年1月
  • 「職業リハビリテーションのための評価技術ハンドブック(CD-ROM)」, (独立法人高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター編著), 独立法人高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター, 2004年3月
  • 「社会的認知ハンドブック」, (山本眞理子・外山みどり・池上知子・遠藤由美・北村英哉・宮本聡介編), 北大路書房, 2001年10月
  • “Images in Psychiatry: Japan”(ChapterIV:Epidemiology of psychiatric disorder in Japan.), (ed. Y. Nakane & M. Radford)(Switzerland), 1999年1月.
原著
  • “The relationship of temperament and character dimensions to perceived parenting styles in childhood: A study of a Japanese university student population”, (TAKEUCHI,M. et al.) Open Family Studies Journal, 4, 9-14. 2011
  • “The effect of interpersonal touch during childhood on adult attachment and depression: A neglected area of family and developmental psychology?”, (TAKEUCHI, M. et al.) Journal of Child and Family Studies, 19, 109-117. 2010
  • “Latent structure of self-reported depression in undergraduates: Using taxometric procedures and information-theoretic latent variable modeling”,(OKUMURA,Y. et al.), Personality and Individual Differences,46, 166-171. 2009
  • “Correlations of retrospective early life experience with personality among young Japanese women”, (KITAMURA,T. et al.) Psychological Reports 91,263-274. 2002
  • “Association of self-preoccupation and self-reported duration and severity of depressive episodes”,(SAKAMOTO,S. et al.) Psychological Reports 90,861-868. 2002
  • “One-year prevalence and incidence of depression among first-year university students-a preliminary study-“,(TOMODA, A. et al.), Psychiatry and Clinical Neurosciences 54, 583-588. 2000
  • “The relationship among major depression, depressive symptoms and self-preoccupation”, (SAKAMOTO,S. et al.) Journal of Psychopathology and Behavior Assessment 21, 37-49. 1999
  • “Psychiatric disorders among Japanese children”,(SUGAWARA,M. et al.) Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry 38, 444-452. 1999
  • “Correlates of problem drinking among young Japanese women: personality and early experiences”,(KITAMURA,T. et al.) Comprehensive Psychiatry 40, 108-114. 1999 “Child emotional and physical maltreatment and adolescent psychology: a community study in Japan”,(YAMAMOTO,M. et al.) Journal of Community Psychology 26, 377-391. 1999
  • “Factor structures for the Zung Self-Rating Depression Scale (SDS) for undergraduates”,(SAKAMOTO,S. et al.) Journal of Clinical Psychology 54, 477-487. 1998
  • 「短大入学時の環境移行:気分の原因帰属を手がかりとしたモデル構築の試み」, (川野健治・佐藤達哉・友田貴子), 発達心理学研究 9, 12-24. 1998
  • “Method for assessment of competency to consent in the mentally ill: rationale, development, and comparison with the medically ill”,(KITAMURA, F. et al.) International Journal of Law and Psychiatry 21, 223-244. 1998
  • “Depression and early experiences among young Japanese women: multiple facets of experiences and subcategories of depression”,(KITAMURA,T. et al.) Archives of Women’s Mental Health 1, 27-37.
  • “Correlations between ratings of experienced and imagined life events by first-year university students”, (TOMODA,A) Psychological Reports 81, 187-193. 1997
  • “Validity and reliability of Structured Interview for Competency Incompetency Assessment Testing and Ranking Inventory”, (TOMODA,A. et al.) Journal of Clinical Psychology 53, 443-450. 1997
紀要
  • 「育児期の父・母の精神的健康について」, (坂本美穂子・友田貴子), 埼玉工業大学臨床心理センター年報, 5, 61-64. 2011
  • 「羞恥心と信頼感の関連性の検討-性差に焦点を当てて-」, (八重樫祐章・友田貴子), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,9, 31-40. 2011
  • 「大学生のストレス認知と対処行動における状況差と性差について」, (田中充・木島伸彦・友田貴子), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,9, 19-30. 2011
  • 「言葉のもつ力」,(友田貴子・立澤雄太), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,9, 41-48. 2011
  • 「大学生の自傷行為や危険行動の頻度および抑うつとの関連について-性差に注目して-」, (友田貴子・湯本めぐみ), 埼玉工業大学, 人間社会学部紀要,8, 43-49. 2010
  • 「ストレスの性質の差異がコーピングの効果に及ぼす影響について」, (友田貴子・杉浦由奈), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,7, 21-28. 2009
  • 「高校教員のストレスと精神的健康に関する研究」, (友田貴子・木島伸彦), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,6, 16-22. 2008
  • 「映像が感情の生起に与える影響について-ムードの喚起と心理的特性との関連-」, (友田貴子), 埼玉工業大学人間社会学部紀要,5, 11-16. 2007
学会発表
  • 「大学生における自己の好悪に関する研究」, (友田貴子), 日本心理学会第75回大会, 東京, 2011年9月
  • 「言葉のもつ力-「うつ病の人に『がんばれ』と言ってはいけない」に関する実証的研究-」, (友田貴子), 日本パーソナリティ心理学会第19回大会, 東京, 2010年10月
  • 「パーソナリティ特性と認知的評価の関連性-ストレス評価の構造を探って-」, (田中充・友田貴子), 日本パーソナリティ心理学会第19回大会, 東京, 2010年10月
  • 「気分の変化に関する実験的研究-気晴らし的活動の効果に注目して-」, (友田貴子), 日本パーソナリティ心理学会第18回大会, 倉敷, 2009年11月
  • 「大学生の日常行動の頻度および抑うつとの関連について-自傷行為に注目して-」, (友田貴子), 日本心理学科第73回大会, 京都, 2009年8月
  • 「抑うつ気分からの立ち直りに関する研究-気晴らし的活動に焦点をあてて-」, (友田貴子ほか), パーソナリティ心理学会 第17回大会, 東京, 2008年11月
  • 「高校教員のバーンアウト発生要因について(1)」, (友田貴子・木島伸彦), 日本心理学会第71回大会, 東京, 2007年9月
  • 「高校教員のストレスに関する研究(1)-職務上のできごととストレス度について」, (友田貴子・木島伸彦), 日本パーソナリティ心理学会第16回大会, 帯広, 2007年8月
  • 「高校教員のストレスに関する研究(1)-KJ法による自由記述の分類と教員の本音について」, (木島伸彦・友田貴子), 日本パーソナリティ心理学会第16回大会, 帯広, 2007年8月
  • 「映像が感情の生起に与える影響について(2)」, (友田貴子), 日本社会心理学会第47回大会, 仙台, 2006年9月
  • 「抑うつ気分からの立ち直りに関する縦断的研究(4)8つの時点における気分の変化に影響を及ぼす要因について」, (友田貴子ほか), 日本心理学会第69回大会, 東京, 2005年9月
  • “Examining continuity issue of depression in college students: a taxometric analyses”,(OKUMURA,Y.et al.), XVIII World Congress of World Association for Social Psychiatry, Kobe., 2004年10月
  • 「抑うつ気分からの立ち直りに関する縦断的研究(3)-Visual Analogue Mood Scaleによる気分の変化の測定-」,(友田貴子ほか), 日本社会心理学会 第43回, 東京, 2002年11月
  • 「抑うつ気分からの立ち直りに関する縦断的研究(2)-2時点における気分の変化に影響を与える要因について」, (友田貴子ほか), 日本心理学会第65回大会, つくば, 2001年11月
  • 「抑うつ気分からの立ち直りに関する縦断的研究(1)-抑うつ気分の経時的変化について」, (友田貴子ほか), 日本心理学会第64回大会, 京都, 2000年11月
  • “Lifetime prevalence and 12-month incidence of DSM-III-R mental disorders among newly hired Japanese female employees”,(TOMODA, A. et al.), 24th International Congress of Applied Psychology, San Francisco, 1998年8月
  • “12-month incidence and prevalence of DSM-III-R mental disorders among Japanese adolescents”,(TOMODA, A. et al.), 24th International Congress of Applied Psychology, San Francisco, 1998年8月

■経歴

  • 東京都立大学人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学(修士(心理学))
  • 国立精神・神経センター精神保健研究所(流動研究員)、日本医科大学付属病院(心理判定員)、立教大学非常勤講師などを経て、2004年4月、埼玉工業大学に着任

研究室一覧

  1. 基礎心理学研究室

    曾我重司 教授
    アニメーションや特撮の動きや空間表現を知覚心理学的に分析しています。

  2. 基礎心理学研究室

    大塚聡子 教授
    人間がさまざまなものを見て、評価して、反応する、そのしくみを調べています。

  3. 基礎心理学研究室

    河原哲雄 教授
    こころのはたらきを支える情報処理プロセスを心理学実験で探ります。

  4. 臨床心理学研究室

    三浦和夫 教授
    芸術療法や特に箱庭療法に力を入れてます。

  5. 臨床心理学研究室

    袰岩秀章 教授
    集団、学校、人格形成という切り口で人の心の理解や臨床訓練に取り組みます。

  6. 臨床心理学研究室

    友田貴子 教授
    抑うつ気分からの回復やストレスへの効果的な対処などを探っています。

  7. 臨床心理学研究室

    藤巻るり 准教授
    心理療法やこころの発達について、イメージや遊びという視点から研究しています。

  8. 臨床心理学研究室

    小野広明 教授
    犯罪加害者と被害者への理解と支援について、事例を通して考えます。

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