大学では『健康に良いハーブティー』として需要のある植物に遺伝子組換えを行い、栄養成分を増加させる為の研究に携わりました。自分で実験のスケジュールを決め、失敗と成功を積み重ねつつ進めて行く研究は、社会人になった今でも計画・実行・振り返り・改善のサイクルとして身に付き活きています。また、この研究がきっかけとなり、飲料業界へ興味が湧き現在の珈琲メーカーに就職することができました。研究以外にも学生プロジェクトとして、この学科で学んだことを実際に活かす事の出来る機会が多くあり、多くの経験と学びを得ることができます。大学時代に培ったものを糧に、これからはより安全で安心な珈琲を世に出せるよう頑張っていきたいです。

私は部下と共に素材の研究開発に携わっておりますが、基礎となる部分を大学時代に得たと言っても過言ではありません。講義は自由な発想を重視し詰め込みとは程遠く、楽しい時間でした。また、著名な先生方が多く在籍され、お話も非常に興味深く（面白く）視野が広がりました。埼玉工業大学の４年間は詰め込みではない自由な発想を得るのに役立っていると感じています。私は卒業後、東北大学へ進学し、博士号を取得したのち、企業の研究職に就いています。将来、研究開発の道を目指す人にもお勧めできる大学と思います。