心理学は、文系や理系の枠組みを超えて、社会のすべての事象に通じる奥の深い学問です。臨床心理専攻では、社会の様々な場面で、心理学の知識と心理学的な支援の技能を生かして、心のケアを行うスペシャリストを養成します。新たに国家資格としてスタートした公認心理師の受験資格に必要なカリキュラムにも対応しています。本専攻では、心の基本的な働きを学ぶ科学的な心理学である基礎心理学分野と、具体的な心の問題に関わる理論や技法を学ぶ応用的な学問である臨床心理学分野を、バランスよく学ぶことができます。少人数の演習授業では心理査定や面接の技能を学び、3年生からは本学付属の臨床心理センターをはじめとする、さまざまな施設で実習を行います。また、本学大学院は公認心理師および臨床心理士の養成を行っています。大学院進学を視野に入れた教育と共に、ゼミや実習を通じて大学院生との縦の繋がりができることも魅力となっています。
2年次の基礎実験演習や3年次の一般実験演習、4年次の総合研究演習は、10名程度、またはそれ以下の少人数で実習指導を行います。