基礎心理学研究室大塚聡子 教授

自己紹介

専門は知覚心理学です。特に立体視(3Dの知覚)に関心があります。
人間は目でとらえた風景も結局は脳で見ているわけですが、この無限に広がる世界を頭の中で感じてるってどういうこと? ・・・という思いで研究しています。
実験してみると、ごく単純な図形でも人によって見え方がずいぶん違うことがわかったりして、そんなときは人間の複雑さを思いしらされます。

 

担当授業

1年次:心理学統計法Ⅰ,基礎演習Ⅰ
2年次:情報処理心理学,基礎実験演習Ⅰ・Ⅱ
3年次:ビジネス心理原典講読,一般実験演習Ⅰ・Ⅱ
4年次:総合研究演習Ⅰ・Ⅱ
大学院:人間学特別輪講,心理学研究法特論,視覚情報処理特論

 

ゼミ紹介

視覚(見ること)を中心に、知覚心理学の研究を行っています。
たとえば、ヒトがものを見たり聞いたりするしくみ、知覚したものの感性的評価、注意や記憶のはたらき、視聴覚の相互作用などを調べています。閾下知覚、他人の視線の評価、色の認識などのテーマにも力を入れています。
心理学科の中では実験率・PC使用率が高いです。PCのほかに、アイカメラ(眼球運動測定装置)や立体鏡(3D提示装置)などの実験装置を使うことがあります。テーマによっては質問紙調査を行います。
現在のメンバーは、4年生6名、3年生8名です。

 

主な研究・経歴

■著書

  • 大塚聡子 (2017).ストループ効果.埼玉工業大学人間社会学部(編)人間社会学部本.埼玉工業大学出版会, 37-44.

■論文

  • S Ohtsuka (2018). Exploring human processing of 3D perception with using compatibility paradigm. Proceedings for Spatial Cognition 2018, Spatial Cognition 2018, 31.
  • 大塚聡子・竹村健太 (2018).服装の色に関する情報が印象形成におよぼす影響.埼玉工業大学人間社会学部紀要, 第16号, 43-48.
  • T Seno, S Ueda, M Takeichi, S Palmisano, and S Ohtsuka. (2013). Adding Vertical Lines to a Face Increases Perceived Sadness. VISION, 25(1), 1–7.
  • S Ohtsuka (2013) Formation of preferences in unconscious sounds: examination with dichotic and binaural listening. Bulletin of the Faculty of Human and Social Studies: SIT, 11, 27-32.
  • 大塚聡子・妹尾武治 (2011) 知覚的・言語的色情報が色名認識に及ぼす影響とその時間特性.VISION, 23, 179-196.
  • 塩崎裕也・大塚聡子 (2011) 課題関連性に基づく視覚的注意の方向付け.埼玉工業大学人間社会学部紀要, 第9号, 1-8.
  • K Hosokawa, S Ohtsuka, & T Sato (2005) Change detection from motion parallax. The Japanese Journal of Psychonomic Science, 24, 113-114.
  • S Ohtsuka, H Ujike, & S Saida (2002) Relative distance cues contribute to scaling depth from motion parallax. Perception & Psychophysics, 64, 405-414.
  • 大塚聡子・佐藤隆夫 (2001) 観察者の頭部運動に同期する運動の探索.基礎心理学研究, 20, 55-56.
  • 大塚聡子・氏家弘裕・佐藤隆夫・斎田真也 (1999) 相対運動からの相対運動検出と奥行き検出.基礎心理学研究, 18, 23-37.
  • 大塚聡子・氏家弘裕・斎田真也 (1999) 運動視差のスケーリングと知覚距離.基礎心理学研究, 17, 100-110.

■学会発表

  • S OHTSUKA. (2019). Discrimination of 3D spaces generated by binocular disparity and pictorial cues Satoko. The 15th Asia-Pacific Conference on Vision.
  • S OHTSUKA (2018) Exploring human processing of 3D perception with using compatibility paradigm. Spatial Cognition 2018.
  • S Ohtsuka and A Mizukami. (2016). Dependence of effects of odors on the perceivers’preference: arousal and relaxing effects. 31st International Congress of Psychology.
  • S Ohtsuka and R Kogure. (2015). Interference mechanisms revealed by the temporal characteristics: Stroop and Simon effects study. 38th European Conference on Visual Perception.
  • S Ohtsuka and D Nakazato. (2015). Perceived displacement of dots in Giovanelli’s illusion: apart from the center of the circle?  11th Asia-Pacific Conference on Vision.
  • R Kogure and S Ohtsuka. (2014). Time course of interference by task-irrelevant distractors in the Stroop and Simon effects. The 10th Asia-Pacific Conference on Vision.S Ohtsuka, M Takeichi, & T Seno (2012)Effect of color and word cues on the following color discrimination task in the elderly. 35th European Conference on Visual Perception.
  • 大塚聡子・中泉孝憲 (2010) 無視をした聴覚刺激に対する選好の形成.日本基礎心理学会第29回大会.

など

■学歴

  • 九州大学大学院文学研究科修士課程 修了(文学修士)
  • 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程 学位取得(博士(心理学))

■職歴

  • 2002年4月 埼玉工業大学人間社会学部心理学科 専任講師
  • 2005年4月 埼玉工業大学人間社会学部心理学科 准教授
  • 20144月 埼玉工業大学人間社会学部心理学科 教授(現職)

 

過去の卒業論文など

2019年度
電子マネーと心理的財布 ~支払い時に大学生が感じる「心の痛さ」~
温度に関するオノマトペ 温かさ/冷たさ
大学生が何度も訪れたくなる飲食店の内装について
明度にともなう色の好み ―順位付けとSD法による検討―
色が人物の印象形成に及ぼす影響とその性差

 

2018年度
集中力維持のための視覚刺激 ―長時間課題に基づく検討―
単語と色の読み取りにおける相互干渉 短時間提示による検討
色の解釈が色の重さ評価に与える影響
2色配色に対する好みと調和 -派手地味感と類似感に基づく検討-

 

2017年度以前
色が図形の誘目性に与える影響
正紙と縦スクロールによる文章読みの比較
自尊感情とストレスコーピングがパーソナルスペースに与える影響
垂直・水平錯視を引き起こす要因の研究
視聴覚手がかりが視覚的注意に及ぼす影響
立体感が時間評価に与える影響
視線不安と視線認知の関係
ノイズに対する環境音のマスク効果
PCメガネに関する意識調査と実証研究
スポーツ熟練者のフェイントを見破る力
位置への注意と特徴への注意の相互作用 -異同判断課題による検討-
両眼視差による奥行き弁別に要する時間

など

 

研究室一覧

  1. 基礎心理学研究室

    曾我重司 教授
    アニメーションや特撮の動きや空間表現を知覚心理学的に分析しています。

  2. 基礎心理学研究室

    大塚聡子 教授
    人間がさまざまなものを見て、評価して、反応する、そのしくみを調べています。

  3. 基礎心理学研究室

    河原哲雄 教授
    こころのはたらきを支える情報処理プロセスを心理学実験で探ります。

  4. 臨床心理学研究室

    三浦和夫 教授
    芸術療法や特に箱庭療法に力を入れてます。

  5. 臨床心理学研究室

    袰岩秀章 教授
    集団、学校、人格形成という切り口で人の心の理解や臨床訓練に取り組みます。

  6. 臨床心理学研究室

    友田貴子 教授
    抑うつ気分からの回復やストレスへの効果的な対処などを探っています。

  7. 臨床心理学研究室

    藤巻るり 准教授
    心理療法やこころの発達について、イメージや遊びという視点から研究しています。

  8. 臨床心理学研究室

    小野広明 教授
    犯罪加害者と被害者への理解と支援について、事例を通して考えます。

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