対面開催:第1回サマースクールを行いました!

生命環境化学科のサマースクールを受講した皆さんは、総合型選抜の入学試験で生命環境化学科を受験する場合に、事前課題の審査が免除されるという、高校生の皆さんにとって大きな特典や、サマースクールの修了証がもらえます。

今年度最初となるサマースクールは、対面形式による実験実習の体験イベントとして開催しました。サマースクール当日は10時から15時までの5時間、ランチもしながら様々な実験プログラムが行われました。
今回は、当日のサマースクールの様子をまとめてみました。

テーマ1:植物ゲノムを採ってみよう!!
生命の設計図である「ゲノム」を、液体窒素を使って植物から抽出する実験です。植物の葉を何枚か採取し、液体窒素(-196℃の超低温液体です)で凍らせて、乳鉢で砕いていきます。そして抽出液に溶かして「ゲノム」を採るための実験を行いました。

テーマ2:糖類からのエタノール生成
植物に蓄えられている糖類が発酵することで、バイオエタノールが生成します。今回の実験では、アルコール発酵を行うための実験を通して、炭酸ガスの発生や糖度の変化などを確認しながらアルコール発酵について理解していきました。

テーマ3:クローズアップ「微生物からの贈り物」
乳酸菌や納豆菌などの微生物が発見されて、人の暮らしを豊かにしてきたものについて学習しながら、クリーンベンチという無菌状態で作業できる装置の中で、微生物を成育させるための実験を行いました。微生物に関連した身近な商品にも、触れることができました。

テーマ4:材料創製の化学を体験しよう!
私たちの身の回りにある様々な材料、なかでも有機材料は、原子の組合せが無限であることから、実に多彩な物性を持つ材料が私たちの社会生活を支えています。今回は、特定の有機化合物の合成実験やNMRという化学構造を特定する装置を使った実験を担当教授自らがサポートしながら行いました。

今回参加してくれた高校生の皆さん、サマースクールは楽しかったですか?
これからも色々なことを経験して、そして大学で生物や化学の専門分野を学んで、社会で活躍される人材に成長していく未来を私たちは夢見ています。

コロナ禍で不自由な日常ではありますが、生命環境化学科では対面開催のイベントとしてサマースクールを行っています。
7月から9月にかけて、あと5回のサマースクールを行います。夏休み期間中や日曜日にも行いますので、是非たくさんの生徒の皆さんに「実験する楽しさや面白さ」を味わってほしいと思っています。
サマースクールの詳細は、こちらをご覧下さい

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