生命環境化学科の本郷照久教授の研究グループは、地元の深谷グリーンパーク(アクアパラダイス パティオ)と共同で、ユリ切花出荷時に廃棄される茎の再資源化に向けた研究を開始しました。
埼玉工業大学のキャンパスがある埼玉県深谷市は、深谷ネギと共にユリの出荷量が全国有数を誇っています。
一方で、ユリは切花として出荷されることから、茎の部分が大量に破棄されてしまい、多くの廃棄物が発生する課題があります。
その解決に向けた可能性を探るために本郷教授は、予備的な検討として、ユリの茎より繊維を取出し、走査型電子顕微鏡(SEM)での観察や、繊維を漉いて和紙様とすることに成功しました。
これまでに試験的なユリの茎の再資源化の可能性を見出しましたが、今後本郷教授と深谷グリーンパークの間で共同研究に発展させ、実用化を進めることになります。
詳細は、プレスリリースの記事をご覧下さい。
※ 読売新聞、産経新聞、日本経済新聞(電子版、5月9日付)など多数のメディアでも紹介されました。