地球温暖化ってなぁに?~ なぜ温暖化が起こるの?私たちの生活は大丈夫? ~

Q:なんだか最近、すごい雨や台風が増えてるって天気予報でもよく出てるよね。大きな災害も近年たくさん起こっているし。「異常気象」って言葉もよく聞くようになって。さて、なんでだろう?
A:そう、「異常気象」は日本だけではなく、世界各国でも起こっていますよ。近年になって記録的な強風や豪雨、国によっては大雪や干ばつなども頻繁に起こるようになっていますよ。そのたびに甚大な被害が出て、報道でも目立つようになりましたね。
Q:なぜ、最近になってこんなことが起こるようになったの?
A:これにはいろんな説があるんだけれども、一番有力なのは「地球温暖化」の急激な進行。これが大きな原因となって、地球規模で気候が変わり始めているんだよ。
Q:地球が温まり始めたってこと?
A:そう。平均気温が年々上昇していて、現在の地球は過去千四百年で最も暖かくなっているんだよ。そんな「地球温暖化」が進むと、平均気温の上昇だけでなく、気候も変えてしまう。そうなると、いろいろな自然への悪影響が出てしまって、ひいては社会的にも経済的にも影響が出てしまうんだよ。
Q:では、なぜ気温が上がり続けるの?
A:私たち人間の活動が昔と比べて発達してきたのと同時に、産業も急激に発展を続けてきたことが一番の背景にあるでしょう。大量の化石燃料採掘と消費で出る膨大な排ガス、急激な人口増や森林伐採、などなど多くの原因が重なって「温室効果ガス」が大気の中に高濃度で含まれるようになりました。これが原因となって、年々気温の上昇が続き、災害などを生む「異常気象」も無視できないほど増え始めた2000年前後から、「地球温暖化」は世界でもだんだんと叫ばれるようになってきました。
Q:「温室効果ガス」って?
A:「温室効果ガス」というのは、大気の中に含まれ、地球の熱を大気圏の外に逃がさず保温させる効果のあるガスの成分のことをいいます。もともと、気温の低い宇宙空間の中で地球が温まる原因となるのは、太陽からの光がふり注ぐためです。これとあわせて、太陽光に含まれる赤外線が地球上の大気に含まれる「温室効果ガス」で熱に変わり、地球の温度を保ってきたことがあります。しかし、近年の「温室効果ガス」は濃度が高くなり、過剰に熱に変えてしまったことから「地球温暖化」につながったと考えてよいでしょう。
Q:その「温室効果ガス」って、どんなものなの?
A:何といっても最大の「温室効果ガス」は、二酸化炭素。ものを燃やすと必ず出るガスでもあり、森林の減少などで自然界の処理も追いつかなくなったことが原因と言えるでしょう。他にもメタン、一酸化二窒素(笑気ガスともいいます)、フロンガスなどがあります。南半球を中心に問題となったオゾンホール(太陽からの紫外線を遮蔽するオゾン層の穴)は、フロンガスが一番の原因と考えられています。
Q:でも、なぜ地球の気温が上がると、気候が変わってしまうの?
A:例えば、地球上に熱がたまってきたとしましょう。気温も上がりますが、同時に海水や河川などからの水の蒸発する量も増えます(そこで水を蒸発させる熱が、急激な温暖化をおさえてくれるのです)。すると、蒸発した水は上空で雲となってたまります。その雲はどうなるでしょうか? いずれは雨や雪となって降り注ぎますよね。でも、雲が大きくなればなるほど、雨や雪の量が増えるだけでなく風なども強まり、水害にとどまらない大きな災害の原因となります。大雨や台風の被害がここ数年間で増えたことも、これと無関係ではないと思われます。他にも、北極や南極での氷面積の急激な減少による海面上昇、気温上昇から起こる干ばつや砂漠化など、世界的にも被害は拡大されつつあります。
Q:では、どうしたら「地球温暖化」は解決できるの?
A:それは非常に難しい問題です。世界全体で「温室効果ガス」低減策などの温暖化対策を真剣に考え、取り組まなければならないからです。世界各国との協力体制を構築し、解決策を検討することが急がれます。現在まで「気候変動枠組条約締約国会議(COP)」を中心に議論され、二酸化炭素排出量の抑制などの協定などが結ばれています。日本でもかつて、「チーム・マイナス6%」や「チャレンジ25キャンペーン」などがありましたが、現在は京都議定書(第9回COP)での二酸化炭素削減目標もふまえた、「Fun to Share」という取り組みが始まっています。その内容は、ぜひ調べてみましょうね。

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